更年期障害は、主に40歳から60歳の女性に見られる一連の症状で、男性にも見られることがあります。この時期には、エストロゲンやテストステロンなどのホルモンの分泌が減少し、様々な身体的、精神的な症状が現れることがあります。
主な症状
- 睡眠障害
- 情緒不安定
- 頭痛や関節痛
- 性欲の減退
- ホットフラッシュ(ほてりや発汗)
これらの症状は、個人差があり、症状の程度も異なります。
女性更年期障害
簡易問診表があるので自己チェックをお願い致します。
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0〜25点:異常はありません。
26〜50点:食事や運動に気をつけるなど、日常生活に注意すればいいでしょう。
51〜65点:ホルモン補充療法で、早期に症状が改善します。
66〜80点:多少長めの計画的なホルモン補充療法が必要です。
81〜100点:各科の精密検査に基づいた長期的な治療が必要です。
治療方法
当院では、ホルモン補充療法は対応しておりません。代わりに保険適応(45〜59歳)となるプラセンタ(メルスモン)を採用しております。1週間に1〜3回の筋肉注射になります。軽症の更年期障害でお悩みの方はぜひご相談ください。
男性更年期障害
女性と比較するとあまり認知されておりませんが、男性にも更年期障害があります。こちらも簡易問診があるので自己チェックをお願い致します。
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総合評価
17〜26点:なし。27〜36点:軽度。37〜49点:中程度。50点以上:重度
診断
症状を確認するとともに実際にテストステロンの低下があるかどうかを確認します。日中変動があり、午前中の採血となります。
治療方法
更年期障害の治療として以下を提供しています:
- テストステロン補充療法
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ホルモンバランスを整え、症状を軽減します。
エナント酸テストステロン(筋肉注射、保険適応):2〜4週間に1度
グローミン軟膏(1%テストステロン、保険適応外、OTC)
1UPフォーミュラ(5%テストステロン、保険適応外):テストステロン治療認定医の処方が必要 - 漢方
更年期障害は一人で悩む必要はありません。当院では、患者様一人ひとりの状態に合わせた治療をを提供しています。お気軽にご相談ください。